薪ストーブを通してカーボンニュートラルに貢献する — 白河高原薪の会
薪ストーブを通してカーボンニュートラルに貢献する
▶ 白河高原薪の会(福島県西白河郡西郷村)
本会は、森林や里山の健全な育成を図りその資源を有効利用して地域の活性化に資することを目的として、薪ストーブの使用者を中心に平成27年(2015年)2月に設立されました。主な活動は、健全な森の維持のために不要樹木を伐採し、それらを薪ストーブ用の薪として活用してカーボンニュートラルの一環とすること、またこのことについて広く一般の方々にも普及啓蒙をはかることです。
健全な森の維持と資源の有効利用
山林所有者からの要請により、山林の不要樹木の伐木を無償にて請け負い、伐木樹木から薪原木を作製、薪原木は会員に適宜分配しています。なお山林所有者には低額ながら立木代を支払っています。また立木代と作業時必要経費を捻出するため、薪原木の分配を受けた会員は一定の費用を支払います、さらに作業に参加した会員には参加メリットとして一定の日当を支払っています。
また、廃業したスキー場のゲレンデを再生するために「赤面山を緑にする会」が主催する赤面山植林事業に協力し、毎年会員が参加協力しています。
森の保全と有効利用の普及啓蒙活動と地域貢献
当会は長年、ふくしま植樹祭等の福島県主体の植樹イベント開催時に、交流イベント薪割り体験コーナーの設置を行っています。平成30年6月の全国植樹祭を始め当会発足時から11回の実績があり、毎回好評を得ています。
また当会が主催するゴルフ場森の教室事業があります。これは公益社団法人福島県森林・林業・緑化協会を介し公益社団法人ゴルフ緑化促進会の助成を受けて実施しています。ゴルフ緑化促進会は、国民スポーツとしてのゴルフの健全な発展を通じて国民生活を取り巻く環境の健全な緑化推進及び自然環境の保全への寄与を目的として支援を行っており、福島県ではグランデイ那須白河ゴルフクラブが唯一加盟しています。
本会ではこの趣旨に基づいて地域での緑化活動の推進と環境保全の重要性啓蒙のため、小学生及びその保護者を対象としてゴルフ場内において森の教室の開催と植樹、またゴルフ場内の草刈りと不要樹木の伐採に協力しています。森の教室への一般参加者は年々増加し、令和5年度は第6回目を11月5日に開催。75名の参加を得ました。なお本事業はグランデイ那須白河ゴルフクラブとの共催とし、西郷村ならびに同村教育委員会に後援をいただき開催しています。
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白河高原薪の会
〇所在地:福島県西白河郡西郷村
〇設立:2015年
〇WEBサイト:https://x.gd/bVrpS
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