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2019年4月16日 お知らせ森林と社会と暮らし

森づくりフォーラム特集号 第2弾「森をめぐる活用のこれから」冊子販売のお知らせ

森づくりフォーラム特集号 第2弾
「森をめぐる活用のこれから」
谷茂則・小森胤樹 ~森から人へ 人から森へ~
冊子販売のお知らせ

          

森づくりフォーラム特集号 第2弾「森をめぐる活用のこれから」
冊子販売をスタートしました。
本冊子は森づくりフォーラムWEBストアにてお買い求めいただけます。

<構成>
○はじめに ~ライフヒストリーから見る森林と社会~  
  ー 相川 高信(林業政策アントレプレナー)
○次世代林業家から見た森林 
  ー 谷 茂則 (谷林業株式会社 社長)
○Iターン先駆者が考える地域経済のこれから ~岐阜・郡上での森林を活用した取り組みを中心に
  ー 小森 胤樹(郡上エネルギー株式会社 代表)

下記に序文となる「はじめに ~ライフヒストリーからみ見る森林と社会~」を
掲載しております。ご購入の際の参考となれば幸いです。

はじめに 
~ライフヒストリーから見る森林と社会~
 

 ー 相川 高信(林業政策アントレプレナー) 

 社会学の手法の中に、オーラル・ヒストリーもしくはライフ・ストーリーと呼ばれるような、人の語りを通じて社会の変遷を理解する試みがある。森林社会学においても、「人」そのものに焦点を当てることで、見えてくる森と人との関係があるように思う。

 人に着目した場合、森との関係を決定的に性格づける要素として、「所有」があるだろう。森林を所有したことのない私のような人間にとって、「森を持って現代を生きる」ということがどのようなものか、ということは、大きな関心事である。特に、大所有者の家に生まれ、森林経営を運命付けられた人間が、社会の中で新しいあり方を模索するそのプロセスは、現代の森と人との関係を理解する格好のケースとなるだろう。

 この対極に、森林を所有していない多くの人達がいる。それにも関わらず、森と関わることに運命を感じ、林業の世界に飛び込み、山村に移住した人たちが少なからずいる。特に、森林ボランティアの活動を入口として林業界に就職し、時代の求めに応じて、ビジネスから公的な活動まで、様々な社会的役割を果たしていこうとする人がいる。その軌跡もまた、現代における森と人との関係を探る重要なストーリーと言えるだろう。

 このようなことから、森林所有の一つのケースとして谷茂則さんに、移住の一つのケースとして小森胤樹さんに、お話を伺うことになった。講演録をお読みいただくと分かるように、お二人とも実に様々な活動を展開されている。それでいて、森林のレクリエーション利用や、エネルギー利用、公的な地域森林管理など、共通のテーマが多く、出自の全く異なる二人の挑戦は、そのまま2010年代における「森をめぐる活用のこれから」であるように思う。

 聞き手の関心から、比較的年齢の近い二人との対話となった。異なる世代は、森と人との関係をまた別の視点で捉えているかもしれないし、活用についても違うアプローチを試みているかもしれない。この小冊子の読者が、それぞれの関心で、身近な人との対話を通じて、森と人との関係を探っていくきっかけとなればと願っている。

ーご購入はこちら

※第1弾の「森をめぐる経済のこれから」(内山節・赤堀楠雄)も販売中です。
 また、この講演時の鼎談の様子も掲載しております。→こちら
 あわせてご覧ください。

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「森をめぐる活用のこれから」
  谷茂則・小森胤樹    ~森から人へ 人から森へ~

本冊子は、2015年より継続開催している森林社会学研究会連続講座
「森から人へ 人から森へ」 第11回「次世代林業家から見た森林」
(2018年4月実施) 第12回「Iターン先駆者が考える地域経済の
これから」(2018年11月実施)の講演記録となります。)
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