森づくりフォーラム・ニュース

2014年4月22日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2014年4月12日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

【2014.4.12 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】 

 4月12日(土)の定例活動日の朝は、少し冷え込んだが、晴れて暖かくなった。8:30橋本駅南口に集合。駅前広場の工事が進んで、駐車禁止の文字が大きく書かれ、自動車を止める場所も気を使う。事務局のMさんは、用事があるとかで、点呼のあと事務所へ。ほかの8人は自動車に分乗して、さがみの森へ向かう。国道16号を越えたあたりのカワヅザクラは、すっかり緑の葉が茂っている。相模川の橋から見える城山はヤマザクラが満開。山間を進むに連れて、ソメイヨシノもまだ満開で咲いている。都内とは温度差があることを実感する。

 直接に現場に来た人たちと林道入口で合流。土場へ向かう。今日の参加者は12名。

 小屋へ入って身支度。ストーブの扉を開けると、灰の上に野鳥の遺体があった。それも3匹。前回入っていたのと同じヤマガラ。小屋の裏に埋葬した。野鳥が入らないように、煙突を金網で囲った。野鳥も住宅難なのかと話が出た。巣箱が必要との提案もあった。今年の晩秋~冬にかけて、巣箱つくりと巣箱掛けをしましょう。

ストーブに入り込んだヤマガラの遺体

 Sさんの号令で順備体操をする。今日の作業は林道下の除伐とヘアピン林道のところのアカマツ枯損木の処理。枯れたばかりものもあるが、3年ぐらい前に枯れてそのままになっており、枯れ枝が落ちて危なくなっている。倒す方向を定めるために、幹にロープをかけ、引っ張りながらYさんがチェンソーで、林道に沿ってうまく倒す。

枯木の幹の中ほどにロープをかける

 直径は25cmほどあるが、枯れているので比較的軽い。順番に片付ける。斜面の中ほどにある枯木は、下に見えている林道に落とすことにする。うまく下の林道の落ちる樹木もあったが、壁面の途中で引っかかるものがあった。アカマツの枝を切り、ロープで引っ張りながら落として片付ける。午前中で4本ほど片付けた。

ロープを引きながら枯木を倒す

 そして昼。小屋の中でストーブを炊いて、温まりながら、昼食。おむすびをほお張り、トマトジュースを飲む。ヤカンの湯もわいて、インスタントラーメンを作った人もいる。

 腹も膨れて午後の部も枯れたマツの伐採。引き続きYさんが斜面に降りてチェンソーで伐採して下の林道に落とす。隣の立木に引っかかりそうな枯木は、ロープをかけて引っかからないように方向を定め、皆で引っ張りながら引き倒す。かなり腐朽しているものがあり、倒れると幹が折れ、枯れ枝が砕け散るものもある。枯木は短く切って林道の谷側沿いに積み置く。4本を片付ける。

 ヘアピンカーブの所にある谷の水場が、除雪の際のバックホーのすきとりで土砂が流入し、埋まりかけていたので、バケツにヒモをつけて4人ほどで土砂を運び出した。土砂は水を含んでいて重たい。

水場の土砂を引き上げる

 周りのミツバツツジは満開。ミミガタテンナンショウやジュウニヒトエ、モミジイチゴ、クサイチゴ、タチツボスミレなども花盛りである。

満開のミツバツツジ

 そして、除伐組も戻ってきて、作業終了。道具の手入れと片付けをする。ノコギリのヤニはよくふき取っておかないと、切れ味が悪くなる。

 片付けて、終礼。自動車に分乗して、橋本へ向かう。山間のサクラがきれいである。疲れて居眠りする人もいる。

 4時すぎに橋本駅に到着。そしていつもの反省会場の居酒屋へ。今日は円卓の部屋で、大ジョッキ、中ジョッキ、タマネギと言いながら注文。延々と楽しい反省会が続きました。

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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