<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
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【2014.2.23 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】
2月8日の定例活動日には朝から大雪となり、活動が中止になった。その雪が解けたと思ったら、さらに2月14日から15日未明にかけて大雪が降った。2月21日(金)の夕方に事務局から、林道入口が雪でふさがっているので、定例活動を中止するというメールが届いた。Kさんが見に行って雪の状態を確認したという。
土曜日の朝、Yさんより電話があり、現地を見に行こうとのお誘いがあった。山の状況を把握できると思い、参加することにした。
2月23日(日)9時橋本駅南口に集合、参加者は5名。活動中止の連絡が届かず、予定通りにやってきた人もいた。雲は多いが日差しはある。駅前広場にもまだ雪の山がある。自動車でさがみの森に向かう。道路わきには多くの雪が残っている。自動車の交通量はいつもより少ない。山の木々は黒々としているが、林床には雪が多そうだ。青山を過ぎて林道入口までの国道412号は、除雪した雪の山が続いている。
林道入口に着くと、雪が大量に積もっており、全く乗り入れできない。少し先の神社の駐車場が雪かきしてあったので乗り入れて、身支度、作業順備をする。長靴はよいが、登山靴はスパッツが必要である。雪が靴に入らないように支度する。剣スコとプラスチックの雪かきを自動車に積んできていた。角スコを電車で持参してきた人もいる。小さなキャンプ用スコップも2本準備されている。
幅3mほどの林道入口の道路は全面が雪で覆われている。深さは60cm以上ある。とりあえず自動車を停められるように、国道側から少しずつ雪をはねのける。積雪の表面は解けて薄く凍っているが、中はフカフカである。下側は水分が多くなって、踏みつけると締め固まる。それぞれの道具で雪をかく。スコップで雪に切れ目を入れてブロック状にすると、すくいやすくなり作業が進む。なんとか自動車を入れる空間を確保して、自動車を移動する。
遅くならないうちに、作業小屋までいってみよう、ということで、ゲート前を10時半に出発する。雪は深く、固まっている場所もあるが、柔らかくてもぐってしまう。足を高く上げなくてはならないのでなかなか疲れる。結構汗もかく。純毛のシャツは汗をかいても冷えないのでありがたい。
いつもはなにげなく通り過ぎている場所であるが、雪道は歩きごたえがある。雑木林で休憩する。木の根株の周りは雪解けが早い。雪の上に座ると冷たいし、風もあるのでさらに進む。歩きやすい場所はなく、雪を踏み抜いて進む。
ゲートから1時間あまりで、急斜面の下まで到達する。道路がやや広くなっている場所で、周りには高い樹木がないため、雪がしっかり積もっている。雪の底まで掘ってみる。ちょうど舗装面まで届いて、雪の深さを測ってみると78cmあった。
このまま進んでも作業小屋への到着は夕方になる、ということで行進は中断、もう昼近くであり、そこで昼食にする。おむすびをほおばる。日差しはあるが、雪の上に座っていると冷えてくる。早々に引き上げ、1時間ほどでゲートまで戻ってくる。
そして再び、雪をかく。自動車が3台ぐらい駐車できるように、幅も広げる。ゲート前も扉が開くように雪をよける。なんとか駐車空間を確保して14時半過ぎで作業終了。
報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)