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2016年9月10日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2016年9月10日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

 

【2016.9.10 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】

 9月10日、このところ雨が多かったが、今日は曇り。8時30分橋本駅南口に集合。駅には15人、自動車3台で仙洞寺山の現場に向かう。途中の林道は、台風の大雨で路盤に石が落ちたり、ツルが垂れ下がったりしている。ゆっくりと進んで9時すぎ土場に到着。

 今日の参加者は現地参加も含めて16人。身支度をして、足元にはヤマビル除けにガムテープを巻き付けたり、塩水をかけたりする。土場で準備体操。

 今日の作業は、道づくりと除伐、間伐。さがみの森には、尾根道、中道、谷道の3路線の作業道がある。中道はあまり使っていなかったので、草が生え、土留めの丸太も傷んでいた。夏までに山腹部分は路盤整備がなされ、歩きやすくなった。奥の谷部分は小さな丸太橋が腐り、道の一部も崩れていた。急斜面で、岩盤も出ている。

急斜面の作業道

 丸太橋の修理のために、間伐木の長い丸太を運ぶ。間伐したばかりのヒノキ丸太は重い。ロープをかけ、不安定な作業道を運ぶ。汗だくでなかなかたいへん。作業路のためにも尾根のほうから伐採してある間伐木を運ぶ。以前間伐したものは乾いているので、生よりはずっと軽いが、足場が不安定な、斜面、作業道では汗をかく。斜面に丸太杭を打ち、丸太で押さえて何とか通行できるようになる。

丸太の運搬

 12時昼食。めいめいが土場のテーブルで弁当やおむすびをほおばる。汗でぬれたシャツを脱ぎ、乾かしている人もいる。風が心地よい。

 午後も作業道補修。崩れた道路下側で斜面に杭を打ち、丸太や枝幹を横に並べ、表土の崩壊を止める。ここに草木が生えて安定するのを期待する。丸太橋は滑らないように横板を設置する。

山腹の被覆

 14時30分で作業を終わり、土場に戻って道具類の手入れと片付け。着替えて終礼。暖かくて雨の後で湿っていたこともあり、ヤマビルにたかられ、血を吸われた人がいた。ヤマビルには塩をかけ、傷口はバンドエイドで手当て。

 この季節、花は少ない。ヤマホトトギス、アキノタムラソウ、モミジガサなどが見られた。

ヤマホトトギス

 15時過ぎに自動車に分乗して山を下る。林道沿いの草や垂れ下がったツル植物などは今日の作業の中で払われて、通りやすくなっていた。

 今日は道路が少し混んでいて、途中短い渋滞もあったが、16時過ぎに橋本駅に到着。自由参加で、引き続き近くの飲食店で反省会。ビールと焼酎で盛り上がりました。

 

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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