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2016年1月24日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2016年1月24日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

 

【2016.1.24 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】

 夕べは雪が降るかも知れないという予報であったが、雪は降らず晴れて冷え込んだ。東京の最低気温は0℃以下になったと報道された。

 寒さ対策をして、8時30分、橋本駅南口に集合。12人が集まる。自動車に分乗して出発。道路脇の日陰にはまだ1週間前の雪の塊が残っている。山の斜面には白く見える場所があり、雪が積もっているようだ。順調に進んで林道入り口に到着すると、雪が道路に残って凍り付いている。シャリシャリ状態なので、何とか走り込めた。さらに進むと、雪が解けているのは日当たりのよい場所だけで、北向きの林道はほとんどが雪に覆われていた。雪の深さは10cmほどであるが、下側は氷になっている。途中の急勾配の場所の手前までなんとか到着。すぐ脇の斜面からは幹折れしたハリエンジュが垂れ下がっていた。自動車を降りて、枝幹を引きずりおろして切断し、片付ける。

 ここからは徒歩で林道を進む。部分的には雪が氷になっている場所があり、滑りやすい。途中には直径20cmほどのウワミズザクラやアカマツが道路側に倒れていた。ツルに覆われた樹木に雪が積もって裂けている樹もあった。一部片付けながら進んで、10時30分ごろに土場に到着する。テーブルの上には20cmほどの積雪が残っていた。

 今日の作業は倒木の片付けとする。長靴をはき、作業の身支度をする。小屋の近くの2~3mのスギはほとんどが大きく湾曲して倒れかかっているので、葉を掘り起こし、ひもで引っ張って幹を立て直す。この付近の積雪深は長靴の上まであった。

 雪道の林道を引き返し、倒木、折れ樹を片付ける。太い樹はチェンソーで伐採する。斜面の折れ樹は長いノコギリや梯子をかけて、伐採、片付ける。テイカカズラのツルが絡んでいてなかなか切り離せないが、少しずつツルを切って、道路に落とし、片付けた。

 途中で猟犬が出現。狩猟の季節で、シカやイノシシを追っているようだ。斜面を走り回る。ツルきりでガサガサやっていると、イヌが見に来た。

 雪道を土場へ戻りながら、雪の上を見ると、雪の表面にフサザクラとカエデの仲間の種がたくさん落ちていた。雪がないと気が付きにくいが、雪があるのでよくわかる。

 土場に到着すると、はや12時。休憩小屋に入ると、ストーブが焚かれて暖かい。おむすびをほおばる。ラーメンを作る人もいた。Mさんが大きな一夜干しのイカを三枚持参して、ストーブの上で焼いて皆に振る舞ってくれた。

 窓の外を見ると、屋根の雪がストーブの熱で解け、しずくになって落ちていたが、気温が低いのでツララになって、垂れ下がっていた。外は零下何度だろうか。外に出ると風が出ており、寒いので、小屋に戻り、脱いでいたセーターを着こむ。

 午後の作業は、枝打ちと周辺の視察。水場のすぐ下の大きなスギが何本か幹折れしている。谷道入り口のスギも倒れたり、幹折れしたりしているのが見られた。植栽したイロハモミジやクヌギも枝折れや幹が曲がって裂けていた。尾根のほうのヒノキは被害が見られなかったようだ。

 帰りは途中まで徒歩のため、作業は2時過ぎで終了。片付けて、小屋の中でまとめの報告。午後の作業では、枝打ちは一人1本ずつとの報告があった。

 14時30分頃、徒歩で帰途につく。風は冷たく、雪道は凍っていて、2度転んだが、無事自動車まで到着。自動車のまわりの雪かきをして、自動車をUターンさせる。路面が凍っており、勾配があるのでスリップしたが、Uターンに成功。乗り込んで林道を下る。

 幹線道路に出ると今日は交通量が少なく、順調に進んで16時まえに橋本駅に到着。冬至のころからひと月余りで、少し日の入りが伸びた。まだ明るい。いつもの居酒屋で反省会。ビールと焼酎で疲労回復、勢いを付けました。

 

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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