<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
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【2015.3.22 フォレスト21さがみの森 定例&菌打ち体験 活動レポート】
3月22日(日)、春分の日が過ぎてだいぶ暖かさが感じられるようになった。晴れている。橋本駅南口に8時30分集合。11人が集まるが、もう一人との連絡が取れない。ということで、先に8人が乗って出発。道路は空いていて、順調に進む。近くのカワヅザクラは満開。途中のウメも満開。相模川の近くの圏央道インターチェンジは3月末に開通とか。新しい道路はまだ封鎖中。
30分ほどで林道入り口に着く。バイクのYさんがゲートを開けてくれる。もう一台も追いついて土場へ。今日の参加者は14名。身支度をして、準備体操。Yさんが音頭をとる。今日の作業は、キノコの菌打ちとヒノキの枝打ち。
キノコは、ほだ木に穴をあけ、種ゴマを打ち込む。発電機を起動して、ドリルで穴あけ。ドリルは2台、4人ほどでどんどん進む。打ち込んだほだ木は、斜面に運び、積み置く。
外のテーブルの周りにスギが発芽して生育している。小さいものを掘り取り、土場の奥の崩壊部に植栽する。ここは崩壊部の雨裂を土のうで埋め、丸太を渡して土留めにした場所。土は湿っていてちょうどよい。10本ほどなのですぐ終了。
小屋の前の古くなった案内板をはがし、新しい図とボランティア募集の用紙を張り付ける。それと、山頂方面の誘導標を作る準備。板にパウチングした名称を釘で打ち付ける。支柱の丸太は広葉樹の除伐材を利用する。急な勾配の坂を登って、丸太を運び出してくる。ナタで柵を削るが、堅くてなかなか大変。
尾根道沿いのヒノキ植林地は10~12mほどに生育しており、下側の枝の枯れが目立つ。2段(4m)の1本梯子で枝打ち。安全ベルトをつけ、しなる梯子を登っていく。そろそろ間伐が必要と思われる。
そして、昼。外の風はまだ冷たい。小屋の中でストーブを焚き、昼食。昼食後にMさんが持参した一夜干しのイカを焼いて、皆に振舞う。薄い塩味でおいしい。
午後の作業は、枝打ちの続きと除伐した材などの片付けを行う。また、ヒノキ林の状況を把握するために、20m×20のプロットを測り、内部のヒノキの幹周を測る。林内は暗く、林床植生は少ないが、急傾斜なので、なかなか大変。これをまとめて作業指針とする予定。
14時30分を過ぎて、そろそろ終了。2段の梯子はアルミであるが、不安定な山腹では、運搬が大変。バランスを崩して、転倒する人もいた。ケガはなし。
土場で道具の手入れをして片付ける。そして終礼。担当のMさんより今後の行事などの案内がある。自動車に分乗して帰途へ着く。今日は道路が混んでおり、途中から渋滞して、山道をノロノロ進む。どうもインターチェンジの近くにできたショッピングセンターの影響のようだ。インターチェンジのところもノロノロ進む。そのままいってもずっと混んでいそうなので、旧道の小倉橋を渡り、回り込んで、橋本へ到着。いつもより40分ぐらい遅くなった。そして、今日も冷たいビールと焼酎で反省会でした。
報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)