森づくりフォーラム・ニュース

2014年5月7日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2014年4月27日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
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【2014.4.27 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】 

 4月27日(日)の定例活動日はさわやかな晴。集合時間は8:30橋本駅南口であるが、今日は少し早めに12名が集まる。さっそく自動車に分乗して出発。気候が暖かくなってきて、天気に恵まれたせいか、道路信号で自動車の列ができるが、大きな渋滞はなく、順調に進む。

 山は新緑。林道に入ると、2月の積雪で押し曲げられた枝が道路に突き出して、ところどころで自動車に当たる。あとで片付けることにして、そのまま進む。

 土場に到着して、作業の順備。現地に直接来た参加者も含めて13人。今日は気温が上がりそうなので、ヒル対策のためにガムテープを地下足袋に巻きつける人もいる。Mさんの音頭で順備体操。そして今日の作業内容の説明を聞く。

 作業は前回と同様にヒノキ林内の除伐とアカマツ枯損木の処理。それと5月のイベントの順備で、除伐木の選定マーキングと補植場所の目印を行う。また、道路に突き出した枝幹の処理も2人で行うことにして、それぞれの場所へ向かう。林道下のスギ・ヒノキ植林地は谷のスギの生育はよいが、急斜面のヒノキの生育が遅く、本数が多いので、高さに比べて直径が細い(形状比が大きい)。生育おくれや、傾斜木、幹折れした木々を選んで、目印をつけ、除伐対象木とする。

 林道脇のアカマツ枯損木はロープをかけ、周りの樹木にひっかからないように3~4人で引っ張りながら、チェンソーで切り倒す。直径30cmほどのアカマツが林道に音をたてて倒れる。枯枝がはじける。太い幹は運べる大きさにチェンソーで切断して、林道脇につみ置く。小さな枝はノコギリで処理する。

枯れたアカマツ群

 そして、昼。まだ風が冷たいので、小屋の中で昼食。ストーブも焚かれ、湯を沸かす。それぞれが弁当やおむすびを食べる。カップラーメンの人もいる。Kさんがとれたてのタケノコを自動車に積んで持参、参加の皆様においしいプレゼントがあった。感謝、感謝。

 13時より引き続き作業開始。昼前に倒した枯れマツを片付ける。コナラに幹が絡んでいる急斜面のアカマツ枯木は、一部を伐採したが、残りは次回に回す。

枯木にロープをかけて伐採方向を定める

 林道脇で樹木がない部分を補植場所として、支柱を立てて順備する。

補植の順備

 林道下は小班の除伐は北側の尾根の近くで実施した。林床近くを覆っているウツギやツバキの枝が払われると、林道の上から作業しているメンバーの黄色いヘルメットが見えるようになってきた。

 2時30分過ぎに作業終了。周りを見渡すと、草木の花が花盛り。法面にはヤマブキ、林道沿いにはミミガタテンナンショウ、ホウチャクソウ、クサイチゴ、カキドオシ、タチツボスミレなどが咲いている。ニリンソウはところどころに群状に花をつけている。深緑の中に白い花が一面に咲いているのはウワミズザクラ。

ニリンソウの群生地

 土場に戻って、道具の手入れと片付け。ノコギリはヤニ取りをする。よくとっておかないと、固まって後ではとりにくくなる。道具を片付け、着替えをして、終礼。来たときの自動車に分乗して、帰途につく。午後は風が強くなって来た。

 帰りは自動車が多めで、工事中のインターチェンジあたりまで渋滞したが、16時過ぎに橋本駅に到着。いつもの居酒屋で今日も反省会でした。

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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