<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
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【2013.11.9 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】
11月24日(土)8時30分、橋本駅南口に集合。今日は快晴。風もなくおだやか。朝は寒くて防寒具は必須である。今日は13名が参加。遠くは神奈川県の横須賀市や平塚市方面から参加、都心の人も7時前に家を出てくる人もいる。
自動車に分乗して現地へ向かう。少し交通量が多めである。それでも9時15分過ぎには、さがみの森の作業現場に到着。
寒いので小屋の中で作業順備。薪ストーブに火を入れる。薪に火をつけられたら一人前だといわれながら、薪を細かく割って火をつける人もいる。火は暖かい。
さて順備体操をして、作業開始。今日の作業は林道下のヒノキ林の除伐とツル切り。全体の作業はだいぶ上のほうまで進んでもう少し。急斜面であり、土壌表面が乾燥しているのですべりやすい。
除伐対象の広葉樹は光を求めて多くが斜上しており、その上にツルが絡んで、全体を押し下げている。株立ち木が多いので、斜面の下側の樹木から、順に切っていく。ツルが上のほうに絡んでいると、なかなかはずれない。幹を途中から切って少しずつ片付け、切り株や生きた幹を利用して斜面に平行に並べていく。ここの傾斜は30度を超えており、上から石が落ちると、下まで転がっていくので、これは落石防止にもなる。
身体を動かしていると、汗をかき、中のセーターを脱ぐ。斜面での作業は、足を踏ん張っているのでなかなか疲れる。休憩しながら、進める。ノコギリが新しく、切れ味がよいのが救われる。特にツルは太くてもすいすいと切れる。
ピーっと言う合図で午前中の作業終了。急斜面を登るのがたいへん。たった20mほどを登るのに一汗かく。そして小屋の中で汗を乾かしながら昼食をとる。お結びを食べ、トマトジュースを飲む。お湯がわいて、スープやコーヒーの支給があり、熱いスープをいただく。
食後にモミジ大木の紅葉を見に行く。上の方だけ赤くなっている状態で、見ごろには少し早い。しかし、次の活動日までには終わってしまうだろう。なかなか、都合よくは行かない。下のほうを眺めると、結構紅葉が進んでいる。道路わきのモミジは黄葉している。
午後も除伐とツル切りを進める。株立ちになったキブシにツルが絡んでいるので、順番に切り、ひっぱるがなかなか動かない。不安定な体勢で強くひっぱるとずるずるとツルがはずれて、ちょっとバランスを崩し斜面に倒れこむ。直径5cmぐらいの太さの幹が数本、重なっている間に倒れて地面に足がつかず、なかなか立ち上がれなかった。立ち上がるのには体力がいる。これらの枝幹を片付けると、周囲の見通しがだいぶよくなり、近くで作業している人が見えるようになった。
終了の笛の合図で、斜面を登る。テントがある土場の東側の大きなヒノキ林は、林床のアオキなどの刈り払いと一部の枝打ち作業で、下側の道路が見えるようになった。
道具の手入れをして片付け、着替える。11月も下旬で、汗のかき方もずっと少なくなった。終礼では、カギをなくしたが、見つかった話があった。斜面の下のほうで作業していた人からは、上で石を転がしてしまった場合、「落石」のかけ声が必要との指摘があった。
自動車に分乗して帰途につく。今日は途中から渋滞ぎみで、自動車の列が続く。16時20分頃、橋本駅に到着。いつもの居酒屋で反省会でした。
報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)