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2013年11月11日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2013年11月9日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

【2013.11.9 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】

 11月9日(土)8時30分、橋本駅南口に集合。だいぶ寒くなってきた。曇りで雨は降らないとの天気予報。今日は何かのイベントにでもぶつかっているのか、参加者が少ない。今日の参加者は駅に集まった8名。10年余あまり前に参加した人もいた。BOX型レンタカーに乗り込んで、さがみの森の現地へ走る。あまり混み合うこともなく30分余りで到着。


集合場所は橋本駅南口のこのあたり

 寒いので作業小屋の薪ストーブに火を入れる。窓の網戸部分に風除けのビニールシートを張る。これで寒さをしのげる。そして作業の身支度。あまり厚着をすると、動きにくいし、汗もかく。風除けになる作業服の中にベストを着て寒さ対策をする。これからの季節は汗が冷えてもヒヤッとしないウールやポリエチレン素材の肌着がおすすめ。手袋も忘れずに。滑り止めのついたものや薄手の皮革が使いやすい。

 身支度ができたところで、いつもの順備体操。寒くなると、身体をほぐしておくことが危険防止につながる。伸ばしたり、縮めたり、ねじったり、体調に合わせて無理なく行なう。

 今日の作業は、前回と同様の除伐とツル切り。小さめのノコギリを腰につけ、水を持って作業場所へ下る。前回までは斜面の下のほうであったが、中腹まで上がって作業開始。だいぶ以前に伐採したアラカシは株からたくさんの幹がたちあがっている。光を求めて斜めに上がっているものが多い。作業エリア端部の急傾斜で、あまり手が入っていなかったため、ツルも多い。ツルの材は比較的柔らかいので切りやすいが、地面に這っていると、そこから根が出て、増えているものがある。これを急斜面で処理するのはなかなかたいへんである。

 太くなったツル

 目の前の作業をしていると、時間が過ぎるのが早い。急な谷沿いの道を上がる。急斜面で動いていると、足が突っ張って疲れている。寒いと思っていたが、結構汗もかいている。無理をせず、ゆっくりと登る。

 寒いので、小屋のストーブにあたりながら昼食。おむすびをほおばり、魚肉ソーセージをかじり、トマトジュースで流し込む。しばし、休息。

 作業の場所が中腹あたりになってきたので、午後からは林道を歩き、上側から降りてみる。斜面に植えたヒノキが生長したことと林間に広葉樹が生育したことで林床が暗くなり、裸地化している場所も多い。あわせて急傾斜地であるため、表土がずり落ちて、不安定になっている場所もある。落石も起こりやすい。作業をする際に、上下に重なっていると、上の人の作業で、落石が発生してくる。目の前の作業ばかりでなく、時々まわりにも目を向けたい。

 上部にもツルが多く、斜めに生育した広葉樹に絡んでいると、除伐してもなかなか倒れない。太い幹部分を切り刻んで、少しずつ片付ける。ヌルデなどは直径10cmほどになっているが、枯れているものが多い。ツルを切り、切った木を押したり引いたりして片付けている。そして、終了時間。

 土場の東側斜面の林床を片付けた人たちもいて、見通しがよくなってきた。ここにも10cmぐらいの太いツルが絡んでいたのを切ったという話があった。

 道具の手入れをして、片付け、着替えをして終了。10年数年ぶりに訪れた人の感想は、当初は山が裸であったのが、大きく生育していて感動した。山の片付け作業に100人ぐらいの参加者があり、土場のところで記念写真を撮ったという話が紹介された。

 そして自動車で、帰途に着く。16時すぎに橋本駅に到着。いつものように居酒屋で長い反省会でした。

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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