<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
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【2013.10.12 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】
10月12日(土)8時30分、橋本駅南口に集合。10月に入ったけれど、今日は暑い。レンタカーとTさんの自動車に分乗して出発。3連休の初日なので、道路は少し混雑。信号で自動車の行列ができる。9時15分、作業現場の土場に到着。今日の参加者は、初めての方3人を含めて12人。
作業準備をして、順備体操で身体をほぐすと、うっすらと汗をかく。今日は林道下の若い植林地の除伐。ここは植林後十年以上のスギ・ヒノキ林であるが、手入れが不十分で、ツルや広葉樹が混生している。特に右岸斜面下部の急傾斜岩場の部分は、手入れがなされず、太くなったツルが絡み付いていた。低木のアオキやウツギも株になり高さ2mを越えて、視界を妨げている。このようなところを伐採しつつ、片付ける。片付いてくると、離れて作業している人の様子が見えるようになる。
そして昼。斜面で動いていると、普段使わない筋肉を使うのでなかなか疲れる。谷の草の生えた作業路を登って土場へ。そこで足周りを調べると、何人かにヤマビルがついていた。早速、塩をふりかけ処分。首のうしろに上がったヤマビルもいたが、早めの塩振りで無事。
昼食は海苔を巻いたおむすびをほおばり、トマトジュースで流し込む。小屋の中は外より少し涼しい。気温23℃で、ちょうどすごしやすい。食べ終わった人が、6mの長柄の鋸でヒノキの枝を試し切り。なかなか重くて、大変そうだった。
長柄のノコギリ。使いこなすのが大変
午後からも、除伐作業。右岸は終わりにして、左岸のほうへ。ここは岩場ではなく、急斜面で、地面が渇き気味でありすべりやすい。ヒノキの林間に広葉樹が点在している。ヒノキに囲まれて枯れたヌルデも何本かある。太さは10cmを越えている。これらを切って、斜面に平行に並べる。このあたりにはシカがアオキやイヌツゲの葉を食べた食痕がたくさん見られた。枯木を数本伐採、片づけを下ところで、終了の笛の音。また、急な作業路を登り、土場へ。
土場の東側ヒノキ林斜面の林床整理をしていた人たちは、下側の林道の近くまで片付け、急崖のなっているところをロープで林道まで下ったという。あと、林内を枝打ちすれば、見晴らしがよくなるかも知れない。
道具の手入れをして、着替え、新人の感想を聞く。急傾斜で思ったより疲れたというご意見、よかったという声もあった。
この季節、白いキク科のシロヨメナが群生。白いシラネセンキュウや赤いイヌタデなども見られた。林道を下る途中でアケビを発見。手のひらサイズの大きなものがたくさんついていた。ちょうど実がパックリと口を開けているものもあり、早速中の白い実をいただく。甘さを味わい、種は吹き出す。小さなものはおいしくない。
シラネセンキュウ
アケビの実
帰りは多少渋滞にあったが、16時過ぎに橋本駅に到着。いつもの居酒屋で反省会。のどが渇いて、1杯目の大ジョッキビールは、瞬く間になくなる。そして、いつもの焼酎でえんえんと………反省の時間でした。
報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)