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2013年8月17日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2013年8月10日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
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【2013.8.10 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】

  8月10日(土)、橋本駅南口に8時30分集合。今日も朝から暑い。昨日は40℃を越えたところがあると、朝のニュースで報道していた。お盆の休みが始まったようで、道路はやや混雑。圏央道の相模川の橋工事もほとんど連結しそうに進んでいる。

 参加者は、現場直行の4名を含めて14名。身支度はヤマビルの侵入防止のために、霧吹きで塩水をかけたり、スパッツの上下をガムテープでふさいだりして、入念に行なう。フィルムケースに塩を入れて、ヤマビルを見つけたときにかけるように用意する。そして準備体操、汗が噴出す。


ヒル除けの塩水スプレー

 ヒルの侵入をガムテープで防御する 

今日の作業は道沿いの草刈り。この季節の草刈り作業は、植物の養分が茎葉に使われているので、それを切ると草の抑制に効果が高い。対象は、入口から土場までの2.5kmほどの林道と植林地の作業路。草刈り用の大ガマを持って林道を下る。分散して作業。若手は入口まで30分以上かけて移動。それだけで汗びっしょり。休みながら少しずつ草を刈る。

この季節、カラムシ、イタドリ、ススキ、ヨモギ、アズマネザサなどが1mほどになって林道のほうへ茎葉を広げている。茎が硬くなってきており、力を入れて掻き切る。暑くて疲れる。脱水症にならないように水を少しずつ飲みながら作業。1時間もしないうちに、もう限界と、足取り重く土場に戻る人もいる。この暑さ、登り坂を歩くだけで汗だく。下のほうは風もない。

周りの樹木が大きくなって日陰になっているところはあまり草が生育しない。崖面から道路に落ちている小岩片も片付けながら、ゆっくりと戻る。

Nさんが道路に座り込んでいるのを見て、倒れたとの連絡が土場のYさんに行き、自動車がお出迎え。ついたときには、本人は歩き出しており、休んでいただけと釈明。それでも疲れた人たちを乗せて、土場へ運ぶ。徒歩組は重い足取りで土場を目指す。

昼食は土場のテントの下でとる。いつもは風が涼しいが、今日は風が弱い。

午後は上側の植林地の作業路の草を刈り払う。樹木に覆われてハイキングコースになっている尾根道は、草が少なく歩きやすい。谷道、中道はあまり歩く人もなく、放っておくとどこが道だか分からなくなる。このあたりの草やササを刈る。階段の丸太も傷んできている。

暑さの中で作業をしていて、だるい、頭痛がする、気分が悪い、カマを握った手が固まって動きにくい、足や腕がけいれんするなどは、熱中症の症状。水を飲み、涼しい場所で身体を冷やすことが大切。ぬれたタオルがいい。暑いときは無理をしないことです。

午後の作業も無事終了。作業で使った大ガマをとぎ、防錆剤を吹き付けて片付ける。ヤマビルにやられた人は1人。ズボンに巻いたガムテープのところで留っていたヒルもいた。

林道沿いには、タマアジサイがたくさん開花。オレンジ色のフシグロセンノウもきれいに咲いていた。


フシグロセンノウ

自動車に分乗して橋本に戻り、居酒屋で反省会。冷たいビールで乾杯。橋本駅北口は七夕祭りの最中。露店も出ていた。暑い暑い1日でした。

報告者:坂場 光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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