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『森づくりフォーラム通信』No.300 2023年5月31日号
NPO法人森づくりフォーラム
「森林と市民を結ぶ全国の集い」 https://forest-commons2023.peatix.com/view
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1 森づくりフォーラムからのおしらせ
2 活動ほか おしらせ
3 気になる森と緑と木と 関連情報
4 森の本・本の森 +□緑の映像
枝葉末節
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1 森づくりフォーラムからのおしらせ
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■第27回「森林と市民を結ぶ全国の集い」2023
「続・森は誰のもの? ~森林コモンズを活かす明日へ~」
・6月10日(土)・11日(日) 会場+オンライン
・主催 森林と市民を結ぶ全国の集い実行委員会・国土緑化推進機構
・詳細・申込み ⇒ https://moridukuri.jp/forumnews/forest2023_commons
・講演
斎藤幸平さん(東京大学大学院准教授)
『ゼロからの「資本論」』『人新世の資本論』ほか
内山節さん(哲学者 森林と市民を結ぶ全国の集い2023実行委員長)
『未来社会のデザイン』全3巻ほか
森づくりに関わる新旧の市民団体の取組みを紹介、
歴史・文化や所有・利用制度といった観点から
森林コモンズへの知見を深めるプログラムを通じて、
市民主体で森林コモンズへのアクションを考えます。
・今回のテーマは、「続・森は誰のもの?」ですが、
初めてのご参加も歓迎いたします。新たな視点から語り合います。
★前回「森は誰のもの?~森林コモンズを考える」実施レポートはこちら
https://onl.sc/BB9vc3d
★前回「森は誰のもの?~森林コモンズを考える」の講演動画を公開中
https://www.youtube.com/channel/UCXjIE41tT6PflFNIHa936HQ
☆Facebookページでプログラム情報をご案内しています。
https://www.facebook.com/tsudoitokyo
■参加者募集スタート!2023年6月30日(金)17:00~18:30
地域の「モヤモヤ」を「ワクワク」へ!
さとゆめ代表が考えるこれからの森と地方創生
詳細・お申込み:https://satoyume-moridukuri.peatix.com/view
「700人の村がひとつのホテルに」著者で、地方創生に取り組んでいる
(株)さとゆめ代表取締役の嶋田俊平さんにご登壇いただきます。
■森づくりをはじめたい企業・団体のための情報サイト「森ナビ・ネット」
https://www.morinavi.com/
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2 活動ほか おしらせ
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■山地災害防止キャンペーン【5月20日~6月30日】
「忘れない 山の恵みと 山地災害」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/saigai/saigai/
■第35回森林レクリエーション地域美しの森づくり活動コンクール
受賞者 https://www.shinrinreku.jp/contest/
■福島県只見町 企画展「雪国のブナを極める」
4月15日(土)~7月24日(月)
ただみ・ブナと川のミュージアム http://www.tadami-buna.jp/event.html
■福島大学 5月31日 フォーラム 森の尿検査
物質循環から森林管理を考える
https://www.fukushima-u.ac.jp/press/Files/2023/05/173_04.pdf
■6月9日大阪 NPO/NGOの組織基盤強化のためのワークショップ オンライン/会場参加可
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=27633
■6月13日群馬 「Forest Styleラボ」森林を活用した「企業研修」で拓く、VUCA時代の組織・人づくり
群馬県長野原町TAKIVIVA・オンライン配信
https://www.green.or.jp/event/forest-style-labo_2023/TAKIVIVA
■【第22回聞き書き甲子園】高校生募集 締め切り6月22日
・全国13地域の森・川・海の「名人」に聞き書き取材
https://www.kikigaki.net/news/1226
■森林環境譲与税の取組事例集(市町村)
https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/torikumizyoukyou-8.pdf
■「森林・林業白書」公表(R4年度)
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/
■令和5年度「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」に
係る間接補助事業者の募集(6/9〆切)
https://www.landbrains.co.jp/sousei/kankeiR5.html
■市民のための環境公開講座 全9回 無料オンラインセミナー
https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2023/
■「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」愛称(ネーミング)公募
https://ondankataisaku.env.go.jp/cn_lifestyle/naming/
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■3.11甲状腺がん子ども基金 http://www.311kikin.org/
■緑の募金 https://www.green.or.jp/bokin/
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3 気になる森と緑と木と 関連情報
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■元広島市長「首相、ヒロシマを利用するな」核抑止力維持に憤り
https://www.asahi.com/articles/ASR5P6F6KR5PPTIL00R.html
■広島サミット 首脳の原爆資料館訪問
長崎の被爆者らは歓迎と落胆
https://nordot.app/1032473633590870585?ncmp=post_rcmd
■柏崎刈羽原発、再稼働遠のく テロ対策不備の検査を延長
https://mainichi.jp/articles/20230517/k00/00m/040/054000c
■新潟 市民が「重要書類」拾って届け出 東電柏崎刈羽原発
原発6号機に関する書類80枚紛失
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/498905?display=1
■福島 【戻せ 恵みの森に ─原発事故の断面─】
https://www.minpo.jp/feature/forestofBlessings
■核のごみ 被爆地の長崎県、「防人の島」に埋めてもよいのか
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252197
■北海道 「えりも砂漠」植樹活動70年 受け継がれる緑化活動
https://news.yahoo.co.jp/articles/4734a5df86fccbcef15c433d460ed018274c5d4c
■栃木 ササ消滅目前 高原山の危機 シカ食害多数発生
https://www.asahi.com/articles/ASR5K6V05R4PUUHB006.html
■東京 神宮外苑は「クラファン」で造られていた
山梨で「献金名簿」発見 再開発「国民の声聞いて」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253225
■東京 外苑の樹木伐採を1年凍結し、来夏の都知事選で再開発の
可否を決めよう 私もパブリックコメントに意見を寄せました。
https://samejimahiroshi.com/politics-tree-20230515/
■東京 外苑大規模開発、反対署名19.5万筆 何が問われているのか
https://www.asahi.com/articles/ASR5J4RWSR4VOXIE018.html?iref=pc_ss_date_article
■東京 「市民がするスポーツは削られた」 神宮外苑の再開発
https://www.asahi.com/articles/ASR5J5T1MR30UTQP014.html?iref=pc_ss_date_article
■「森林と市民を結ぶ全国の集い2023」
リアルとオンライン開催(6月10日、11日)
https://www.jacom.or.jp/ryutsu/news/2023/05/230519-66716.php
■岐阜 自然を生かし活気創出「森林レンタル」好評 東白川村
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/236532
■三重 変革期にこそ求められる 速水林業当主の揺るぎない信念
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/30316
■岡山 西粟倉村「西粟倉百年の森林でんき」を設立
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0522/prt_230522_8838774340.html
■佐賀 吉野ヶ里の埋設除草剤、無害化処理に複数年
林野庁、施設受け入れに時間
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1028655
■マイナカードでトラブル次々…このまま普及まっしぐらでいいのか
https://www.tokyo-np.co.jp/article/250157
■マダニ媒介「SFTS」 国内確認10年 感染の半数は農林従事者
30都府県847人に牙 3割命落とす
https://www.agrinews.co.jp/news/index/158169
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4 ■森の本・本の森 +□緑の映像
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■『山に生きる 福島・阿武隈』 シイタケと原木と芽吹きと
鈴木久美子 著 本橋成一 写真 彩流社 2420円
・シイタケ原木の産地だった都路町は、原発事故後、生産が一切
出来なくなった。その苦境の中、自然と共に生きる集落の生を描く。
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10030673.html
■『土地は誰のものか』人口減少時代の所有と利用
五十嵐敬喜 岩波新書 990円
・都市計画との関係や「現代総有」の考え方から解決策を探る。
https://www.iwanami.co.jp/book/b599122.html
■『江戸・明治 百姓たちの山争い裁判』
渡辺尚志 草思社文庫 990円
・命の糧だった山をめぐり、百姓たちはいかに裁判を戦ったか。
https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2533.html
■『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』
斎藤幸平 KADOKAWA 1650円
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203002325/
■内山節と語る『未来社会のデザイン』全3巻 内山節 農文協
『民主主義を問いなおす』 1320円
『資本主義を乗りこえる』 1210円
『新しい共同体の思想とは』1320円
http://shop.ruralnet.or.jp/search/?sid=304097&ctid=01&b_no=01_54020175&detail
■『脳・身体と森との関りから考えるウェルビーイング』
稲本正 落合俊也 660円 B5判 森づくりフォーラム
https://moridukuri.stores.jp/items/62553bae2023974401cfcede
□ドキュメンタリー『飯舘村べこやの母ちゃん-それぞれの選択』
・夫とともに飯舘村へ通い、故郷に戻れる日を待ち続けていた。
https://iitate-bekoya.com/
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枝葉末節
▲久しぶりに中央本線で甲府に行きました。
いつもは、高尾駅まで中央線で行き、そこから各駅停車で甲府方面に向かう
のですが、約束時間の関係でこれまた久しぶりで特急を利用しました。
多摩丘陵の上に朝の富士山が顔を出しています。良い天気です。
高尾を過ぎるとあっという間に山と森です。5月の緑は鮮やかです。
東京から各地に向かう鉄道はさまざまありますが、中央本線ほどドラマチック
に風景が変わる路線はありません。
新宿から続く商業地や住宅が途切れた途端、圧倒的な緑です。
▲高尾駅から20分ほど歩いたところに「お日の森クラブ」が管理する
「お日の森」があります。甲府に向かって右側です。活動を訪ねたとき、
小鳥のさえずりに混じって列車通過音が聞こえていました。
中央道と圏央道が接続する八王子JCTのカーブが見えます。
この狭い谷間で高架道路が交差しています。
このあたりが裏高尾です。裏という呼び方は「なんだかなあ」と思うのですが、
それが正式な町名です。甲州街道方面が表なのでしょうか。
かつての静かな山狭の里、その頭上は鉄とコンクリートの高速道路です。
左奥が高尾山です。その向こうが「初心者のための森づくり体験会」ほかで
たびたび利用している「高尾グリーンセンター」の方角です。
右奥方向には、やはり「初心者~」でお世話になっている「パウロの森」
があります。
小仏トンネルの手前、左にカツラ林が見えてきます。
ということは、この反対側に高速道路をはさんで「こげさわ渓谷冒険の森」です。
ここまで、高尾駅を通過して5~6分ほどでしょうか。
森の姿や木々よりも多様な人たちの取り組み、そんなことを次々に思い浮かべ
ます。
▲勝沼から塩山へ、ブドウ園とモモ畑の盆地を一気に下っていきます。
この風景のために、左側窓際席を予約しました。
右側(富士山と反対側)、秩父に続く山腹のブドウ園でJUONNETWORK(樹恩ネット
ワーク)が「田畑の楽校」活動を続けています。
その手前、笛吹川近くの里山では、園田安男さん(東京都日の出町 森の包括
支援センター、みんなの森財団)たちが落葉樹林の整備活動に訪れています。
この盆地で過ごした少年の頃をセンチメンタルする間もなく甲府に着きました。
やはり、特急は速すぎます。
▲用事をすませたあと、甲府の市街地を歩きました。
駅のすぐ脇、舞鶴城の石段を上りました。東屋のベンチで休んでいると、
白壁の瓦塀の上でちょこんと三角の山が青空に白く光っています。
富士山です。
黒瓦の上で、テーブルに顎を乗せたような富士山がこちらを見ています。
「甲府の富士は、山々のうしろから、三分の一ほど顔を出してゐる。
酸漿(ほほづき)に似てゐた」。『富嶽百景』太宰治1939年
と書かれていますが、私には御坂山地に頬杖をついてこちらを見ている幼なじみ
の富士さん、という感じです。
城を下りて繁華街に向かいました。
「土地の人は、甲府銀座と呼んでいる。東京の道玄坂を小綺麗に整頓した
ような街である。路の両側をぞろぞろ流れて通る人たちも、のんきそうで、
そうして、どこかハイカラである」 『新樹の言葉』太宰治1939年
2023年5月午後の甲府、昔と変わらずにある眼鏡店、閉店して間もないデパート、
まばらに歩く人、近くにあった親戚の旅館と大きな振り子時計、通りの名前。
たびたび訪れていた街というわけでもないのですが、いくつかの思いがよぎった
甲府銀ブラでした。
▲メールマガジンがこの号で300号となりました。配信数は5799です。
情報・感想などお寄せください。
(中沢和彦)
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・お日の森 https://www.ohinomori.com/
・こげさわ渓谷冒険の森 https://kogesawa-bouken.jimdofree.com/
・高尾グリーンセンター http://takao-green-club.pepper.jp/greencenter.html
・パウロの森 https://pauronomoriclub.jimdofree.com/
・JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)ぶどうの丘 田畑の楽校
https://blog.canpan.info/juon/archive/698
・『富嶽百景』 太宰治(青空文庫)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/270_14914.html
・『新樹の言葉』 太宰治(青空文庫)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2270_34629.html
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◎「新型コロナウイルス以降の森づくりを考える」
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◎森の人に聞く!これからの森の楽しみ方・ふれあい方
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◎心を整える森の役割を考える
~森で森林浴をはじめる前に知っておきたいこと~
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