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2016年11月27日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2016年11月27日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

 

【2016.11.27 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】

 朝から雲が厚い。天気予報は夕刻より雨とある。3日前に11月の降雪としては54年ぶりの大雪があった。防寒の身支度で、橋本駅南口に8時30分集合。今日の参加者は9名。

 自動車に分乗してさがみの森に向かう。今日の道路は空いており、順調に進む。山道の林道の雪はほとんど消えていたが、路面は湿っている。

 土場につくと、小屋の上側に置いてあるキノコの榾木から大量のシイタケが発生しているとの声。見に行くと、ネットで囲った中の榾木からシイタケがわんさと出ていた。

 作業の身支度をして、さっそくシイタケの収穫。大小さまざまであるが、大きなものは直径20cmぐらいあった。ちょっと開きすぎのものもある。まだまだ小さいものもある。ていねいに採って、小屋脇の薪置き場の屋根に広げて並べる。水分が多いのでしばし乾燥。

 今日の作業は5~6年ほど前に林道の下側に植えたヒノキの倒木起こし。急勾配の作業道を下ると若い植林木が育っている。樹高3m、胸高直径5~6cmで、全体としてよく育っているが、一部に根返り倒木がある。麻縄を倒木の幹途中の枝にしばり、幹を引き起こして、縄の先を切り株などに縛って固定する。細い樹であるが、起こすのはなかなか力がいる。足場も湿って滑りやすく、2人がかり、3人がかりで立ち上げる。麻縄は切り株に結びつけた。手分けして何か所か行うと、11時ごろまでに終了。急傾斜地を下ってもう1か所の植林地を見に行く。以前整備した作業道は、階段の丸太が腐ってしまって、歩きにくい。

 下方のヒノキ植林地は樹高がやや小さくが、倒木がある。11時30分、午後から作業をすることにして、急斜面を上がって土場に戻る。戻ってくるだけで汗をかいた。

 休憩小屋で薪ストーブを焚き、それぞれ持参の昼食をとる。採り立てのシイタケをストーブの上で焼き、塩味で食べる。しょう油が欲しいとの声。Tさん提供のインスタント味噌汁に入れて食べてみる。これもなかなかいける。

 食後にメグスリノキの紅葉を見に行く。だいぶ紅葉していたが、色彩はもうひとつで、くすんでいる。日照不足だろうか。

メグスリノキ

 午後は再び倒木起こし。麻縄を持って出かける。急勾配の作業道を下り、急斜面の植林地にとりついて、倒木を起こす。苗木を保護したヘキサチューブの支柱がそのままになっていたので、引き抜く。なかなか引き抜けないものもある。14時過ぎに雨が降りだしたので、作業をやめて、小屋に戻る。今日の作業はこれで終了。道具を片付ける。

 収穫したシイタケをそれぞれ袋に詰め、分配する。けっこうな量がある。うれしい森の恵みである。

 終礼をして15時前に土場を出発、帰途につく。渋滞もなく順調に進み、15時30分過ぎに橋本駅に到着。いつのも居酒屋でビール片手に楽しく反省会をしました。

 

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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