『森づくりフォーラム通信』No.294 2023年2月28日号


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     『森づくりフォーラム通信』No.294 2023年2月28日号
           NPO法人 森づくりフォーラム
    会員になりませんか。https://www.moridukuri.jp/member/index.html
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   1 森づくりフォーラムからのおしらせ 
   2 活動ほか おしらせ
   3 気になる 森と緑と木と 関連情報 
   4 森の本・本の森 +□緑の映像
    枝葉末節

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  1 森づくりフォーラムからのおしらせ
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  ■グリーンボランティア保険のご案内
   https://www.moridukuri.jp/insurance/index.html

   森づくりフォーラムは、森林や野外での非営利活動を主催する
   団体に向けた「グリーンボランティア保険」事業を行っています。
   活動中のまさかに備えて、安全に森林・野外での活動を行うため、
   ぜひご活用ください。

   <主な特長>
   ○チェンソーや仮払い機など動力使用も含めた作業が対象
   ○保険加入者は行事主催団体
   ○実参加者に応じて保険料を払う後払い方式
   ○活動中止時は保険料の発生なし
   ○活動日前日までに登録・加入依頼手続きで利用可能

   ご利用にあたっては、事前にご登録が必要となります。
   ご登録・更新の手続きはこちらから
   https://moridukuri.jp/insurance/entry.html

  ■森づくりに関わる助成金・交付金情報
   新たな助成制度を1件追加しました。
   https://moridukuri.jp/moridukuri/mori_jyosei_info.html

  ★「人工林の多様性を高める森づくり事例ガイド」公開中
   https://www.moridukuri.jp/forumnews/210323.html

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  2 活動ほか おしらせ
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 ■全国山火事予防運動 「火の確認 山を愛する あなたのマナー」
  3月1日(水)~3月7日(火)
  https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hogo/230221.html

 ■3月10日・17日「協力・協働による地域づくり研修」 地球環境基金 オンライン
  https://www.erca.go.jp/jfge/training/kyouryoku/index.html

 ■東京 3月4日(土) シンポジウム 東電福島第一原発事故から12年
  「福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう」 会場&オンライン
  https://peaceboat.org/44594.html

 ■東京  3月18日(土) 国際森林デー2023中央行事
  https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/02/08/15.html

 ■神奈川 3月21日(火)
  講演会「森林ボランティアの安全管理は甘すぎないか?」
  https://nora-yokohama.org/join/?p=24674

 ■3月24日(金)19時より「これからの森林。可能性は、無限大」
  ~国民参加の森林づくり、建築物の木造化、森林と健康~
  ・場所/日比谷図書文化館
  ・くわしい内容と申し込み
  https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20230324-90/

 ■『緑のボランティア活動助成 WEB個別相談会2023』オンライン
  ・日時/3月3日(金)
  13:30~17:15(1団体あたり15分程度) ・申し込み↓↓
  △緑の募金  https://forms.office.com/r/uHCLnkwnWd
  △緑と水の森林ファンド https://forms.office.com/r/Q2xnSQbYbu

  ▲「緑の募金」「緑と水の森林ファンド」助成応募期間 
   3月15日まで  https://www.green.or.jp/

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  ■2023年トルコ・シリア地震救援金 日本赤十字社
   https://www.jrc.or.jp/contribute/help/2023turkeysyria/ 

  ■3.11甲状腺がん子ども基金    http://www.311kikin.org/

  ■緑の募金  https://www.green.or.jp/bokin/

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  3 気になる 森と緑と木と 関連情報 ニュースから 
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    ■東日本大震災 原発事故12年
     https://www.minpo.jp/pub/sinsai/

    ■福島第一原発事故から12年
     1号機の燃料の取り出しは「ほぼ10年遅れ」など課題山積
     https://dot.asahi.com/aera/2023020200018.html?page=1

    ■福島 【戻せ 恵みの森に ─原発事故の断面─】
     https://www.minpo.jp/feature/forestofBlessings

 ■農水省 脱炭素社会へ 木材産地の確認 事業者に義務づける方針
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230221/k10013986351000.html

 ■北海道 森林譲与税3億円、21年度4割未活用 使途に困り基金積立
  https://www.hokkaido-np.co.jp/article/804882

 ■茨城 県南西で捕獲のシカは日光から 遺伝子型一致 森林総研発表
  https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16768924499298

 ■長野 小諸市が中止要請 太陽光施設計画、設置届出を出さず伐採 
  https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023021601061

 ■東京 「過剰開発」は「官から民へ」が招いた?
  「稼ぐ公園」にひそむ問題 神宮外苑再開発も規制緩和で実現した
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/229691

 ■都市に木を増やすことは命を救う。暑さによる死者数減らす可能性明らかに
  https://news.biglobe.ne.jp/trend/0220/huf_230220_8807725212.html

 ■東京 神宮外苑の再開発に「ゴーサインは出せない」と審議会委員
  それでも事業は進められるのか
  https://onl.sc/12ETQTK

 ■山梨 小菅の移住者がプロジェクト発足 トレイルバイクで森林再生
  https://mainichi.jp/articles/20230218/k00/00m/040/025000c

 ■三重 森林税 一律1000円、逆進性高く 認知度低く活用も不十分
  https://www.isenp.co.jp/2023/02/18/88864/

 ■和歌山 植林地を蜜源の森に 若手農家が広葉樹植樹
  https://www.agara.co.jp/article/257205

 ■鳥取 循環型林業「J─クレジット」活用 購入企業増 売却益で再造林
  https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20230221-OYTNT50110/

 ■沖縄 首里城復元…木材加工始まる 1万5000本以上、柱や内装材に
  https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1663832.html

 ■「軍拡やめて生活守る政策を」 防衛費増に反対の署名を各党に提出
  https://www.asahi.com/articles/ASR285SQZR28UTIL00F.html

 ■格差について(内田樹)/コモンの再生
  http://blog.tatsuru.com/2021/09/25_1139.html

 ■この国の食糧安保を危うくしたのは誰か
  農水省・JA農協・農林族議員 “農政トライアングル”の罪
  https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/yamashita/130.html

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  4 ■森の本・本の森 +□緑の映像
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 ■『マザーツリー』 森に隠された「知性」をめぐる冒険
  スザンヌ・シマード /三木 直子 訳 2420円 ダイヤモンド社
  ・これは、どうしたら私たちが森を救えるかについての本ではない。
  これは、私たちが木々によって救われる可能性についての本である。
  https://www.diamond.co.jp/book/9784478107003.html

 ■『植物考』 藤原辰史 
  定価(2000円+税)生きのびるブックス
  はたして人間は植物より高等なのか?
  https://www.ikinobirubooks.co.jp/plant/

 ■『シベリアの森のなかで』 シルヴァン・テッソン/高柳和美 訳
  3960円 みすず書房
  ・孤独と内省のなかで自然のざわめきと向かい合い、
   人生の豊かさを見つめ直し、自分自身が変わっていく日々を綴る
   https://www.msz.co.jp/book/detail/09595/

 ■内山節と語る『未来社会のデザイン』全3巻 内山節 農文協 
  『民主主義を問いなおす』 1320円
  『資本主義を乗りこえる』 1210円
  『新しい共同体の思想とは』1320円
  http://shop.ruralnet.or.jp/search/?sid=304097&ctid=01&b_no=01_54020175&detail
 
 ■『脳・身体と森との関りから考えるウェルビーイング』
  稲本正 落合俊也  660円 B5判 68P 森づくりフォーラム
  https://moridukuri.stores.jp/items/62553bae2023974401cfcede

 ドキュメンタリー映画『若者は山里をめざす』 
  ・自然を慈しみ、助け合いながら生きる。
   埼玉県東秩父村に暮らす若者たちの3年を追ったドキュメンタリー
   https://wakamono-yamazato.com/

 和歌山  北山村で観光用のいかだ作り
  https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230220/2000071224.html

 日本テレビ 3月5日 7:00~7:30 「所さんの目がテン!」
  はじめてのチェーンソー&林業家に弟子入り
  https://tv.yahoo.co.jp/program/109946830/

 パタゴニア・フィルム『共生のために走る』
  ・宮城県南三陸で里山とイヌワシと人間を繋ぐ現在進行形の物語。
   先行フィルムツアーを全国9ヶ所で2月25日より開催。
   https://dogsorcaravan.com/2023/02/09/patagonia-film-runto-hirokiishikawa/

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   枝葉末節  日の出町「森の家」で

 ▲久しぶりに、園田安男さん(東京都日の出町)を「森の家」に訪ねました。

 園田さんは、森づくりフォーラム創設時からNPO法人化したときまで代表でした。  
 ずいぶん前から、打合せや飲み会やイベントなどで話をする機会は多くあったの
 ですが、今回は、これまでのことを「面と向かって」聞こうと訪ねました。

 というのは、森づくりフォーラム創設(1995年)前後のことをまとめようと思った
 からです。
 1月半ばから始めた作業は、関係図書・雑誌や資料を探して読み、まずは1995年
 頃の雰囲気を思い出すところからでした。

 が、これがなかなか進まないのですよ。
 なにしろ、30年前のことです。

 どんなふうにして森づくりのネットワークをつくろうとしていたのか。
 あの取り組みは例のイベント前だったのか後だったのかも混然としています。
 当方、「あれ」「それ」「ほら、あのこと」を多発するトシゴロです。

 とても、「書く」という段階まで届かないんです。        

 ▲ある年齢以上のみなさん。
 たとえば、1995年がどんな1年だったのか覚えていますか?

  1995年1月 阪神・淡路大震災
  3月 地下鉄サリン事件
  4月 東京都知事に青島幸男、大阪府知事に横山ノック当選
  4月 1ドル=79.95円(戦後最高値)
  6月 フランス、南太平洋での核実験再開を公表

  8月 戦後50年
  8月 「植民地支配と侵略」につきアジア諸国へお詫びを表明(村山首相談話)
  9月 住宅専門金融会社(住専)8社の不良債権8兆4000億円
  11月 マイクロソフト社製「ウインドウズ95」日本語版発売

 これらを年表から書き写していると、あの頃の雰囲気を少しずつ思い出します。
 呆然と恐怖、怒りと驚き。
 バブルは崩壊し、リストラという言葉が流れ始めた頃でしょうか。
 
 生活も感情も多忙な日々でした。

 そして、「ウインドウズ95」です。
 それ以前、職場でも家庭でもパソコンは一般化していませんでした。
 パソコンやインターネットを介さない「人のつながり」「調べもの」「事務作業」
 が日常でした。
 ちなみに、1995年の携帯電話の世帯普及率(単身世帯含)は10%弱です。
 それが2000年には78%にまで伸びています。

 1995年からの数年で、つながりも調べものも作業も職場の景色も、すっかり変わ
 りました。

 ▲この日訪ねた「森の家」は、森づくりフォーラムでも大変お世話になった
 故羽生卓史(森づくりフォーラム元理事)さんが地元材をたっぷり使って1996年に
 建てた施設です。いまも、NPOなどの集まりにも活用されています。

 故坂井武志さん(森づくりフォーラム初代事務局長)を「しのぶ会」(2017年)も
 ここで開かれました。

 森を見上げ、「森の家」で話を聞き、近くの羽生邸の門構えをながめ、
 ログハウスの「きりんかん」で木工品に触れていると、携帯もパソコンも一般的
 でなかった頃の「つながり方」=「ネットワーク」の断片がよみがえってきます。

 ▲1980年代にブナ林などの森林保護運動が各地でさかんになり、1993年には
 白神山地と屋久島が日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されま
 した。原生的な森林への関心は高まっていました。

 一方、身近なはずの森林(人工林)をめぐる厳しい状況も市民に伝わりつつあり、
  「まずは、森に関わる人の話を聞いてみよう」
  「やっぱり、現場に行ってみないとわからない」
 そんな気運があったように思います。

 1995年、そうした雰囲気のなかで森づくり市民団体のネットワーク・
 森づくりフォーラムはスタートしています。
 
 後になって、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。

 
 ▲赤く染まりつつあるスギ林を眺めながら、戻りの路線バスを待ちました。
 やってきたバス車体もまた、花粉を飛ばしそうな赤と黄色なのでした。
 …春です。

 で、原稿の取りまとめはというと、停滞のままなのですが。

                         (中沢和彦)

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