<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
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【2013.6.23 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】
6月23日(日)、橋本駅南口に8時30分集合。あいかわらず雨が降らず、比較的さわやか。駅には10名が集合、2台の自動車に分乗して、30分あまりで仙洞寺山麓の現地へ。土場にはだいぶ草が生えた。現地集合者も含めて参加者は11名。身支度準備と体操を行う。
今回は林道下のヒノキ植林地内の崩壊地の修復に取り組む。「崩壊地修復」のメモを配布して、崩壊地の現況と修復方法を認識してもらう。植生のない斜面に枝幹で柵を作り、土砂をとめ、挿木をして、植生を回復させるというもの。
傾斜が30°以上の急傾斜地で、山腹が幅5m、長さが20m以上にわたってずり落ちている。周りからは小径の広葉樹が斜めに生育して、上層を覆っている。
小径のキブシ、ヌルデ、ニワトコ、ミズキなど広葉樹を除伐し、斜面に杭を打って、枝幹を横に並べていく。広葉樹にはツルが絡んでいて倒すのも一苦労。ロープをかけて、引き倒す。杭を打つにも足場が悪く、滑り落ちた人もいるが、けがはなし。
6列ほどの柵ができ、午後はそこを足場にして、挿木を行なう。アオキの枝を20cmほどの長さに切って、それぞれの柵の上側に挿した。土は湿っているが、この後雨がほしい。
崩壊部には樹高が大きく生育する樹木がない。また日当たりが悪いので、来春には耐陰性があり、ふれあいの森として修景効果のあるイロハモミジなどを補植したいと考えている。
林道途中で草が大きく茂っている場所の草刈りも行なう。作業路沿いの草刈りをした人は3匹ほどのヤマビルを発見。被害はなし。
この季節、ちょうど大きく生育したクマノミズキが白い花をつけている。白いガクが目立つガクウツギ、マメガキの小さな花、一部の葉が白くなったマタタビもつぼみが大きくなっている。
作業終了後のまとめと連絡。
片付けて3時過ぎに終了。橋本駅に戻り、4時開店の居酒屋で反省会。お疲れ様でした。
報告者:坂場 光雄(フォレスト21連絡協議会)