森づくりフォーラムの政策提言活動
1990年代に入って、旧来の第1セクター(行政)、第2セクター(企業)によって検討、および実施されてきた森林・林業政策の限界が顕在化する中で、第3セクター(市民)の参画による新たな森林を守り育てる社会システムの構築が期待されてきました。
そこで、現場での実践活動で培った知識や経験を有する森林ボランティア(市民)の視点や発想を活かして、新たな制度政策への提言などを実践していくために、全国の森林ボランティア団体等のメンバー等が集い、1996年11月に『「森づくり政策」市民研究会』が発足されました。そして、全国の森林ボランティア、林業家、学識経験者等の対話と議論を重ねながら、今日まで三次にわたる政策提言活動を行ってまいりました。
近年は、地域に根付いた森林ボランティア団体が、活動地域での実践活動および経験を活かして、地域の森林政策にまで気軽に参加、参画できるように、都道府県や政令指定都市の森林政策や森林ボランティア支援政策に関するアンケート調査を実施しました。
47の都道府県、13の政令指定都市の林務、環境、緑地担当部署の最新の森林政策の動向を総括的に調査することによって、全国で身近な課題からの提言活動を支援していきたいと思います。
なお、本会の活動については『新たな森林社会の創造を求めて――森林ボランティア活動をすすめる市民からの第三次提言』(コモンズ社)をご覧下さい。
意見書・提言
林野庁提出意見書(PDF)